昨秋送られてきた布谷史人のCD ”Red Dragonfly” に収められた”Marimba Spiritual”を、あまりの多忙のため数ヶ月空けることも出来なかったが、やっと時間を見つけて飛び飛びにでも聞こうとした。ところが途中から聞き流すことが出来なくて、もう一度頭に返り、集中して一気に最後まで通して聞いた。一切余分な想念に逸れず、引き込まれたまま感嘆の声を挙げた。この曲は世界で殆ど1万回も演奏されており、CDも無数に出されていてたまに聞くが、布谷たちの演奏はその白眉、少なくとも指折り数える中の一つであることは間違いない。常に真正面から作品に取り組み、一切のハッタリがなく、アンサンブル全体から、溢れるような生気が漲って聞こえ、マリンバそのものの演奏もまことに立派で大満足した。度々演奏して、さまざまな聴衆にも感動と満足を与え続けてもらいたい。

―三木稔

作曲家

 

 

黒い衣装をまとった布谷史人は、人を磁石のようにひきつけ、離さなかった。彼のマレットの使い方の巧妙さは、人々を魅了し、巨大なピアノのように横たわった楽器は、彼の手にかかれば容易く演奏されているかのよう。

布谷氏の洗練された細かな音への気配りは、感銘を与えた――彼の最も弱い音は、囁きのレヴェルまで落とされてあった。彼は本質的にはモノクロの音がするマリンバと、オーケストラとの対話にも抜け目の無い心遣いがあった――彼の繊細なオーケストラとのバランスが、時には忘れられないほどの輝きのある音だったりもした。

マリンバがピアノやヴァイオリンのように有名な楽器であったら、彼の名はトップクラスの音楽家として世界中に知れ渡るであろう。

―ヒューストン新聞

 

 

布谷史人の演奏は機敏で活気がある、彼はものすごい才能を秘めている。

                   ―ボストン・ヘラルド新聞

 

私は布谷氏を、アンサンブルの指導、個人レッスン、そしてソロリサイタルのために2日間、南フロリダ大学に招待した。布谷氏の助言は、とても洞察力があり役に立つもので、なおかつ想像力に富んだものであった。彼はとても友好的で、時間を惜しまない。また、彼のリサイタルは、芸術的美しさ・知性・そして音楽性のすべてにおいて最も高いセンスのものであった。私と私の生徒は、布谷氏の再来を心より楽しみにしている。

 

―ロバート・マックコーミック

南フロリダ大学音楽科教授

 

 

布谷 史人はマリンバをコンサート・ソロ楽器として世界に広めるため、彼の優れた才能で貢献していくことを約束した、真の芸術家である。彼はすでに、私の大好きなマリンバ奏者の一人だ。

―ナンシー・ゼルツマン

世界的マリンバ奏者

ボストン音楽院打楽器科総責任者

バークリー音楽院教授